チュニジア観光の大きな目玉の1つがカルタゴ(Carthago)です。高校世界史の教科書の初めの方で、地中海の覇権を巡ってローマと約100年に渡って戦い、そして敗れたフェニキア人の植民都市として登場します。ローマを恐怖に陥れた将軍ハンニバルの名前は、あまりにも有名なのではないでしょうか。
そのカルタゴまでは、首都チュニスから郊外電車で向かいました。地中海に沿って走る路線の上を揺られること約20分。駅に下り立つと、ヤシの木が立ち並ぶ通りを海風が吹き抜けていくのが感じられます。歴史ロマン溢れる町のはずなのに、まるで南国リゾートにやってきたかのようです。
でも駅から少し歩いてみると、そんな気分は一転。そこかしこに遺跡が目に付き始めました。残念ながらローマとの戦争に敗れてフェニキア植民都市だった頃のものはほとんど破壊されてしまっているとのことですが、その後ローマ植民都市として大いに発展したことを伺い知れる巨大建造物が残っているのです。
中でも、このアントニウスの共同浴場は圧巻でした。地中海をバックに広がる浴場の中に大理石でできた柱が倒れ込み、往時の豪奢さが容易に想像できます。それにしても大きい。一体同時に何人入浴していたのでしょうか。大半の外国人は日本で温泉に入る際全裸になることを恥ずかしがりますが、2000年前のローマ人たちははたして。
こちらは旧軍港。ほとりに地元カップルの姿が数多く見られることから察するに、定番デートコースとなっているようです。今でこそただの小さな池のようにしか見えませんが、往時はここから軍船が出発してシチリア島やイベリア半島を目指したはずです。さぞや勇ましい光景が広がっていたことでしょう。
ところで、このカルタゴは今ではチュニス郊外の高級住宅地となっているそうです。たしかに納得、遺跡を除くと、白壁に青色のドアや窓枠が映える素敵な家ばかり建っていました。因みにこの青色、チュニジアン・ブルーと呼ばれているそうです。左の写真のように、各家庭の郵便受けも可愛らしい!
ローマ人よ、恐れおののけ!のハンニバルですね。
オペラにもなってますよね。
そう!外国人が温泉を恥ずかしがるって、私も不思議に思ってました。
その昔、あちらこちらに共同浴場作ってた人達の子孫でさえ、やっぱり恥ずかしいのかしら…って。
北欧では、男女一緒に真っ裸でサウナに入るって聞いたけど、そっちのがよっぽど恥ずかしいけど……。
それはさておき、郵便ポスト、カワイイですね~~♪
私もこんなの設置したい!
海外に旅行に行って閑静な高級住宅街を見てまわるのも、実は好きだったりします…。
気に入った家を見つけたら、まるで自分のお家かのような写真を撮るのが好き♪
投稿情報: パッキー | 2009-02-13 16:45
そうそう、そのハンニバルです。
北欧で男女一緒に全裸でサウナ!
それは是非行ってみたい、と思ったりして。
かわいい家並みを見るのは旅行の楽しみの1つですよね。
それにしてもカルタゴは洒落た邸宅が多かったです。
投稿情報: Shibuya | 2009-02-15 21:00